みなさんこんにちは、ソラです。
こんな悩みを解消していきます。
本記事の内容
- Pythonのvenvとは
- Pythonで仮想環境を作る理由
- Pythonのvenvで仮想環境を作成する
本記事ではPythonのvenvを使用した仮想環境作成方法についてまとめていきます。
PythonでWebやAI、データ分析等の大きいシステム開発を行う方には特に必要で重宝する技術です。
といっても「どうやってPythonで仮想環境を作るの?」と疑問に思う方が多いと思います。
簡単にできますので、本記事を読みながら一緒に行っていきましょう!
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目次
【なぜ?】Pythonで仮想環境を使う2つの理由
確かに疑問に感じますよね。
ここではPythonで仮想環境を使う2つの理由をまとめていきます。
Pythonで仮想環境を使う2つの理由
- 理由1:環境構築の手間がかからない
- 理由2:異なるバージョンのPythonやライブラリを使用できる
1つずつ解説していきます。
理由1:環境構築の手間がかからない
まずは環境構築の手間がかからない点にあります。
仮想環境を構築したことがある方はお分かりかと思いますが、構築には相当な技術が必要なんですよね。
私はいくつかのソフトやパッケージを使用して作成したことがありますが、それを構築するだけに何時間も費やしてしまうなんてこともありました。
しかし、Pythonで仮想環境をたてるのは学習コストも無いに等しく、非常に簡単です。
たった数個のコマンドで作成できるのは利点でしょう。
理由2:異なるバージョンのライブラリを使用できる
Pythonで仮想環境を構築することで、異なるバージョンのライブラリを使用できるようになります。
インストールしたPythonのバージョンによって、最新バージョンのライブラリをインストールしても正常に動作しない場合があります。
有名なライブラリであるtensorflowやopenCV等は特に上記エラーが起きやすく、プログラマーの天敵です。
バージョンエラーを起こさないためにも、仮想環境を使うことをおすすめします。
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Pythonのvenvで仮想環境を作成してみよう
さっそくPythonのvenvで仮想環境を作成してみましょう。
今回使用するvenvはPythonをインストールすると標準で入るライブラリです。
慣れれば約1分で仮想環境を構築できますので、ぜひ読みながら一緒にやってみてください。
Pythonのインストール
まずはPythonをインストールしましょう。
という方は下記記事を参考にインストールしてください。
-
参考Windows版Pythonのインストール方法を解説【一緒に開発環境を作りましょう】
コマンドプロンプトを起動し、仮想環境を作成
次にコマンドプロンプトを起動し、仮想環境を作成していきます。
起動したらまずはvenv用の空フォルダを作成します。
今回はわかりやすいように、「Sample」というフォルダを作成しておきます。(作成する場所はどこでも構いません。)
command
mkdir Sample
作成したらそのフォルダに移動します。
command
cd Sample
次が仮想環境を構築する大事なコマンドです。
コマンドプロンプト上に以下を入力してください。
command
python -m venv master
”master”の部分には自分の管理しやすい名前にします。
一時するとコマンドが終了し、masterの中身が上写真のようになっていればOKです。
仮想環境を有効にする
次に仮想環境を有効にします。
有効にするコマンドがこちら。
command
master\scripts\activate
master部分には先ほど自分で決めた管理しやすい名前を代替えしてください。
するとコマンドプロンプトの左側が「(管理しやすい名前)」になっているはずです。
こうなれば仮想環境が有効になり、起動している証拠です。
ちなみにですが、今コマンドプロンプト上で以下のコマンドを入力してみてください。
command
pip list
最小限のPythonライブラリしかインストールされていないことが確認できると思います。
もし上記写真のように黄色い文字が出てきた場合は、pipのバージョンを上げたほうが良いというお知らせです。
気になる方は''で囲まれている部分をコピーして実行しておきましょう。
開発に必要なライブラリをインストールする
仮想環境が起動すればあとは必要なライブラリをインストールするだけです。
今回は試しにFlaskをインストールしてみましょう。
command
pip install flask
インストールし終えたら「pip list」でライブラリを再確認してみてください。
上記写真のようにFlaskがインストールされていれば完了です。
この状態で開発を進めることができます。
仮想環境を無効にする
仮想環境を無効にするには以下コマンドを入力してください。
command
master\scripts\deactivate
同じく”master”部分は最初に設定した管理しやすい名前を入れてください。
実行するとコマンドプロンプトの左に出ていた()が消えたと思います。
これで仮想環境は終了されました。
また開発を再開したい場合は改めて有効コマンドを実行することで作動できます。
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仮想環境を使って開発してみましょう
いかがでしたか?
数個のコマンドを入力するだけで簡単に仮想環境が構築できましたよね。
Pythonの仮想環境はFlaskやDjango、streamlitなどのWeb開発管理によく使われています。
それ以外にも用途は沢山ありますので、ぜひ習得して開発していきましょう!
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